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これから写真展を開催する人へ!印刷から自炊で作品を用意する方法をまとめてみる。

岡本 晃
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

今年もあっという間に7月になりました。

毎年、1月に「やることリスト」なるものを作成して、この1年の楽しみを作っているのですが、早くしないと達成できずに終わりそうで、焦っています。

このウェブページ「Sketch」は、普段インテリアの仕事をしながら、写真家、俳優、ライターとして活動する僕と彼女で好きにテーマを取り上げて、いろんな事を記事にしています。

一見まとまりの無いサイトになるかもしれませんが、見やすいサイトにしていきたいな〜と考えています。

本日の記事は、「写真展を今度するんだけど、どうやって作品を用意したらいいんだろう」って方向けに書いてみます。

さて、その前に宣伝です。。。

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写真展開催のお知らせ

今週末になりますが、広島でグループ展を開催します。

こちらの企画は、広島でお世話になっている「君はまだ十日市を知らない」というウェブマガジンとのコラボ企画です。

こちらでもライターをしているので、よかったらご覧ください。

今回出展のお声がけをいただき、運営のリーダー的立場で色々旗も振らせてもらいました。

グループ写真展なので、僕の作品点数は少なめですがこのために撮り下ろした作品を展示いたしますので、ご都合合えばお越しください。

また、僕以外にも6名のフォトグラファーと3人のデザイナーがそれぞれ作品を展示します。
「街」を舞台にそれぞれがどのように表現するのかを楽しんでもらえたらいいなと思っています。

ちなみに、今回はフォトコンテストも事前に開催し、受賞者10名の方の作品も展示します。
こちらもぜひ。

そんなこともあり、最近は写真展の準備大詰めに追われているのですが、ようやく自作品が完成し、広島へ発送できました。

その時に思ったのが、写真展って参加したいけど、いざ参加する時にどうしたらいいんだっけ?ってなる方がいるんじゃないのかなって。

実際僕も手探りしながら、知識を増やしていっているので、初心者向けと自分の備忘録もかねてまとめてみます。

 

全体の流れ

まず全体の流れですが、

  1. まず当たり前だけど写真を撮ります。(この時出展スペースでの展示を想定した枚数も念頭に置いておく)
  2. 写真のレタッチ、フィルムなら現像に出します。
  3. ポートレートならモデルの方に出展予定作品を伝えます。
  4. 出展作品セレクト
    ※とりあえず、たくさん印刷して設営時に決めてもいいのですが、これをすると印刷代がかかったり、当日とても悩みます。僕もこの方法でやったこともありますが、お金は余計にかかったし、設営にとても時間がかかりました。やっぱりあの写真持ってくればよかったや、A4じゃなくて、A3にすればよかったなんて事にも。。。僕は今回、A3やスクエアといったように展示構成と広さに合わせてサイズをちりばめてみました。なので、事前に会場は下見しておく。その上で、展示した様子を妄想しながらセレクトすることをお勧めします。ちなみにこの作業、僕は今回一週間ほどかけました。1回セレクトしては、時間をあけてまた見直してみたいな形です。
  5. プリント
    自前のプリンターでもいいし、カメラのキタムラといったカメラ屋さんやラボ、ネットプリントで行います。僕は今回、とある印刷紙にこだわったので、新宿の北村写真機店さんで行いました。
    大事なのは、写真の画質と印刷紙。画質が小さいのに大判で印刷すると、写真が荒くなったりしてもったいない事になるので注意です。
  6. 加工
    印刷した写真をそのまま、って形も無理じゃ無いですが、加工が必要です。加工については後ほど。
    ※印刷先によっては、オプションで加工まで行ってもらえるところがあるので、予算に余裕があればお任せするのもアリです!
  7. 設営、本番、撤収

どうでしょうか。なかなか工程を踏みますよね。

こうしてみると、初心者の方は早めに作品を撮り終えて、4を始めた方がいいと思います。

本番1ヶ月半前まで  4まで終了

本番1ヶ月前     6まで終了

設営日        完了

これ以外にも写真展本番までに準備することもありますので、上記スケジュールくらい余裕を持つことをお勧めします。

何とかなるって思って、何とか突貫でした作品の展示ほど残念なものはありません。

加工に必要なもの

今回僕が加工に使ったものはこちら。

先に書いておくと、額装する方は裏打ちシート加工までかも。

額装までしない方は最後までぜひ読んでみてください。

裏打ちシート

印刷した写真の裏に貼る裏打ちシート。たぶんこれを使わずに、次で紹介する貼るパネに直貼りする人もいるかもしれませんが、僕は写真が波打たないように貼りました。

貼りパネ

裏打ちシートを貼った後に貼りパネで補強します。

色々サイズがあったり、両面シート。片面シートなどもあるので必要に応じて購入してください。

3mm、5mm、7mm厚がありますが厚いほど重厚感が出てより作品が引き立ちます。

たぶん、自炊で1番大変なのは写真に合わせてこのパネルをカットする所じゃないでしょうか。

百均でも安く買えますが、百均のは薄いのとカットした際の小口がぼろぼろになりやすいので、加工が大変でした。小口がぼろぼろになった際はこちら。

マスキングテープ

小口とは・・・

ちょうどパネルの上面というか横面というか、白い部分が剥き出しになっているところです。

ここがカットした際にぼろぼろになると、展示した際横から見ると残念です。

なので、そういった際にマスキングテープがあると便利です。

テープも幅が種類ありますので、パネルの厚さに合わせて選ぶといいです。

マット

これはマストでは無いですが、マットと呼ばれるもの。額装する際に写真の上にこのマット紙を重ねて、額装します。

僕は、今回額が用意できなかったのでマットをした状態で展示することにしました。

まだ写真展前なので実際の写真をお見せできないので、また写真展終了後掲載したいと思います。

またこのマットを写真に止めるために

アーチストテープ

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こちらのテープも買っておくといいです。粘着力がしっかりしています。

その他展示するための小道具1 壁に貼るために

コクヨ(KOKUYO)
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ステッドラー(STAEDTLER)
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貼る壁に合わせて選びましょう。展示期間中に落ちてしまうこともあるので、多めに買っておくと安心。

終わった後の現状復旧も簡単なので、マストアイテムの1つ。

その他展示するための小道具2 吊すために

アルテ
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展示方法は壁面に貼るだけじゃありません。吊すというのも会場によっては必要です。

このフックは貼るパネの小口に刺して使えます。

たくさんの用意と時間が必要

色々と道具や手順を紹介してきましたが、どうでしょうか。

結構準備がいります。

もちろん、どこまで妥協なく用意するのかや外注で加工を依頼すれば手間は省けます。

買った小道具たち

結局、道具を買うなら外注に出しても変わらないんじゃないか?って思ったりするんですけど、僕の今回の試算では自炊がベストと判断しました。

どのくらいお金かかったのか気になりますよね?

写真点数20点程度ですが、道具で約1万円。

印刷で約1万円。

という感じでした。

印刷は、プリント紙とお店によって変わるのであくまで参考ですね。

あと、実際に商品を見たい場合、都内の方なら「世界堂」さんの本店がお勧めです。

写真は撮ってから展示までが醍醐味

今回は、全体の流れと加工の部分にフォーカスして書いてみました。

これを読んで、これから写真展を考えている人の一助になれば嬉しいです。

最近は、写真は撮ってSNSに投稿して終わりというのが多いのかなって思いますし、

実際僕もそうでした。

ですが、写真展をきっかけに印刷することをしり、生で写真を見るという感動はSNSでは

味わえないものだと知りました。

ぜひ、写真展が無くても、お気に入りの写真をまず一枚自分のお家に飾るためにプリントしてみてはいかがでしょうか。

こちらの記事の写真も印刷いつかしたいなと思います。

 

それではまた。

 

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photographer・writer
Photographer|インテリアが好き|2DKのお家で奥さんとフクロモモンガ2匹で暮らしています。
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